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塩浴熱処理剤

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塩浴処理剤

熱処理塩浴剤は熱処理業界では一般に「ソルト」とも総称されます。SOLTは塩の意味ですが、塩に限らず必要とされる様々な原料組成のものに熱を与え続けると「ソルト」はやがて液体になります。

この熱媒体を使って行う熱処理を「塩浴熱処理」といいます。

金属材料の持つ特性をより効果的に引き出す手段として、塩浴熱処理は、古くから行われてまいりました。
金属熱処理は自動車、電気、OA機器、精密機械、航空機、原子力等の部品や工具の熱処理用として、更に塩浴剤の多種な特性から、熱交換用媒体、化学反応媒体、光学ガラスの反応、燃料電池、新エネルギー材料等に巾広く利用されております。パーカー熱処理工業㈱の塩浴熱処理剤の生産量は国内のトップシェアを誇り、長年の技術と開発力でお客様のニーズにお応えしております。

塩浴熱処理剤製品ラインアップ

塩浴処理剤(ソルト)は粉末や固体状で提供され、塩浴炉(ソルトバス)加熱セル等の加温により溶解させた上で各種の用途に用いられます。
使用される温度によって多種類のソルトがラインアップされ、その温度範囲は160~1300℃に及びます。

鋼の金属熱処理における用途では加熱用、恒温冷却用

代表的な品名の一部を御案内しております。

  • 中温用塩浴剤

    高合金鋼の脱炭、浸炭、酸化のない1100℃までの加熱浴として使用されます。

    GS540/R2 脱炭防止剤R2は5%添加が目安(使用温度600~900℃)
    GS750/R2 使用温度850~1100℃

    その他H-9 ~ -10のシリーズを用意しております。

  • 高温用塩浴剤

    主に高速度鋼、ダイス鋼の焼入れ加熱用で980~1350℃の温度域で使用されます。

    HS950 使用温度1100~1300℃
    HS1100 使用温度1100~1350℃

    その他H-11 ~ -13のシリーズを用意しております。

  • 焼入れ、焼戻し、恒温冷却剤

    特に、豊富な種類が用意されている塩浴剤で一般に鋼の焼入れ、焼戻し、高温焼戻し用途のほか、AS、Tシリーズの硝酸系塩浴剤(160~550℃)は本来の目的である焼戻し用途の他、ガス浸炭のソルトクェンチ、薄板バネや鋳鉄のオーステンパー等で用途拡大している分野もあります。これは焼入れ油の発火点以上の温度域での恒温冷却において、物性として発火点を持たない不燃物である安全性と、後洗浄でも水か湯で容易に除去できる取扱い上の簡易さに特徴があります。

    GS430 高速度鋼、耐熱鋼、ダイス鋼の高温での焼戻し用(使用温度480~700℃)
    AS140G 焼入れ、焼戻し、オーステンパー等の恒温冷却等に幅広く使用されています。
    使用温度160~550℃
    AS220G 使用温度240~550℃
    AS235G 亜硝酸塩を含まない
    使用温度280~550℃

    その他、ASシリーズと同仕様のT-3~-6シリーズを用意しております)
    ※AS、Tシリーズは硝酸系塩で第1類硝酸塩類の第一種か第三種酸化性固体に分類されますが、末尾Gと付いた製品形状が固形のブリケットタイプは「非危険物」に分類されます。

鋼の金属表面処理用(浸炭、窒化、浸炭窒化、軟窒化)

  • 塩浴軟窒化剤(イソナイト ISONITE)

    イソナイト法は全ての鉄系金属に適用できる軟窒化処理法で、自動車部品(クランクシャフト、エンジンバルブ等)金型など産業機械のあらゆる分野に適用可能で世界的にも展開されている優れた処理法です。この処理加工を請け負う工場は全国に24拠点が展開しております。

    NS-2 全ての鉄系に適用できる塩浴軟窒化剤でガス軟窒化法では困難なオーステナイト系ステンレス等の 難窒化材に対しても容易に処理が可能です。窒化用にも使用されます。
    (使用温度570℃)
    NS-2は、補給用。建浴用は、ご相談ください。
    TF-1 無毒なシアン酸塩を主剤とする軟窒化法で温浴冷却による派生技術によりSQ、SQP、QPQプロセスはイソナイトの性能の上に硬質クロムメッキ以上の耐食性を与え、黒色の外観を呈しております。
    (使用温度580℃)

    更に低温処理を可能にする「イソナイトLS法」も開発されました。

  • 塩浴浸炭窒化剤

    C-1 極めて硬度の高い0.1mm以下の薄い硬化層で小物、薄物用
    (使用温度650~850℃)
    GS540/C3 (70%:30%) (使用温度800~860℃)
  • 塩浴浸炭剤

    GS540/C3 90%:10%。浸炭し難い鋼種にも使用され硝酸系浴でのマルクェンチに適します。
    (使用温度850~930℃)
    C5/C3 GS540 炭素鋼、肌焼鋼部品の1.2mm浸炭深さに均一な炭素量が得られます。
    (使用温度980~1000℃)
    NO-CY シアン化合物を全く含まない炭酸ソーダを主成分の基礎剤Bと炭素を主とする添加剤Aで構成されます。撹拌装置を付ければ従来の塩浴炉が利用出来ます。
    (使用温度870~950℃)

その他の熱交換剤及び試験箔

  • AVS250 軽金属類の調質熱処理塩浴の専用。 但しMg含有約8%以下のものに適用
    LT-1G 熱交換器、ゴムの加硫、樹脂の架橋等の熱媒体として幅広く使用されています、又この塩浴剤は非危険物です。
    (使用温度160~550℃)

鋼箔(脱炭、浸炭試験材)

  • 鋼箔 H
    (脱炭試験用)
    約1.0%Cに管理作成された厚さ0.05mmの高炭素鋼箔です。中性加熱浴に、この箔の切片を浸漬し、速やかに水冷します。その後に手で折り曲げ、よく曲がり何回でも折り曲げられれば、鋼箔の含炭量は0.1%内外で脱炭率は90%と判定できます。曲げようとして簡単に割れれば鋼箔の含炭量率は0.3%内外で脱炭率は70%と簡易に判定できます。(箔の幅は34㎜ 長さは75m 一巻1kg)
    鋼箔 K
    (浸炭試験用)
    約0.1%Cに管理作成された厚さ0.05mmの低炭素鋼箔です。鋼箔 Hと同じ手法で、浸炭能力が折り曲げ状態で判定できます。(箔の幅は34㎜ 長さは75m 一巻1kg)

化学反応用(ガラスのイオン交換、燃料電池)

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