工業薬品部門、プラント部門、表面処理加工部門の中心として技術開発部門が研究開発を行い、その結果を各部門にフィードバックすることで、各部門の技術革新を進めものづくりの現場を支えています。
金属熱処理に用いられる工業薬品は様々あります。なかでも金属材料の特性をより効果的に引き出す手段として、古くから行われてきたのが塩浴熱処理。加熱により液体化された溶融塩(ソルトといいます)の種類によって特性が異なることを利用した技法です。当社はこの伝統技術に改良を続け、現在では自動車、電気、OA機器、精密機械、航空機、原子力機器などの部品や工具の熱処理用として、さらに、熱交換用媒体、化学反応媒体、新エネルギー材料など幅広く利用されています。当社は、このソルトを用いた金属熱処理をはじめとする熱科学技術の応用において世界でもトップレベルの実績を持っています。
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国内・国外のお客様から課題を伺い、その課題を解決するのにもっとも適した工業薬品を提案・販売します。課題によっては技術開発部門と連携をとり、新しい工業薬品の開発につなげるなど、ニーズの最先端にいる当社の重要なアンテナ的存在です。
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熱処理薬品生産における工程管理、品質管理、生産設備保守、生産設備改善実施及び新規導入計画立案など、生産工場運営に関わる仕事です。多岐に渡る知識を活かして、安定生産を維持する事が求められるため、ものづくりの実感ができる職種でもあります。
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熱処理設備・薬品の調達購買職種で、海外のお客様に対する輸出業務も担っています。社内の様々な部署とやりとり以外にも、調達先など社外との接点も多いため、コミニュケーション能力が磨かれる職種です。
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一定の品質と性能を保持しながら大量生産するためには、薬品に対する知識と技術が必要です。季節の移り変わりによる温度・湿度の変化に細心の注意を払いながら変わりない品質と性能を維持し、定められた製造計画を実現する職種です。
一つの製品を造るためには数多くの工程があり、その一つひとつに省くことのできない重要な役割があります。
そうした工程の一つが、熱処理(表面処理)を担当する表面処理加工部門です。当社はこの分野で様々な加工技術を独自に開発しており、耐摩耗性、疲労強度、耐蝕性等の向上など、設計者の要求レベルにあわせた最適な処理を提供しています。
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お客様の製品設計をお伺いし、社内の関係部署と連携を取りながら、ご要望にお応えする職種です。柔軟なコミュニケーション能力と幅広い人脈を築くことができます。
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自動車部品、機械部品などを熱処理加工する設備の保守、熱処理加工品の品質管理、加工工程の改善や、お客様の品質要求に対して条件や工程を設定し、生産現場に落とし込むなど、熱処理加工ラインの運用には必要不可欠な存在です。
金属への熱の与え方、奪い方、温度、時間、ガス組成の制御により、高品質な製品を安定的に生産することが熱処理設備の使命です。当社は設備単体を納入するばかりでなく、熱処理プロセスで最も重要なノウハウも提供しています。さらに、環境やコスト削減に配慮した周辺機器の開発にいたるまで、きめ細かな対応でお客様のニーズにお応えする部門です。
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お客様のご要望を伺い、設計部や技術研究部門と連携しながら仕様・見積を作成し、プラント設備納入工事の内容や日程を決め、納入後のメンテナンスを請け負うなど、プロジェクトの始まりから終わりまで、コミュニケーション窓口として携わる職種です。
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熱処理設備の設計・製造・試運転・開発・省エネ提案・設備改善提案などを行います。機械・電気設計など、製造技術者にとってやりがいのある「ものづくり」の職種です。お客様にお伺いしての制御盤チェックや、営業に同行して仕様を決めるなど社外での業務もあります。
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プラント設備納入工事から、実稼動までの試運転、設備使用にあたってのご説明や実稼動後の定期メンテナンスの実施など、プラント設備の安定稼働を支える重要な職種です。プラントの状態によっては改修の提案を営業と共に行うこともあります。