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技術開発を知る 技術開発を知る

技術開発を知る 技術開発を知る

技術開発部門の役割

熱処理をさらに進化させる研究は、金属製品の役割を十分に知ることから始まります。そして将来のニーズを見据えながら、製品の性能を最大限に引き出す材料は何か、それを実現するプロセスはどのようなものか、そのための装置の仕様はどういったものか、実用化された後の生産効率をいかに上げるかなど、技術開発部門のスタッフは日々あらゆるテーマに答えを求めながら、真に価値ある技術の開発に取り組んでいます。

技術開発姿_01 技術開発姿_02

2つのグループからなるセンター 2つのグループからなるセンター

川崎事業所内にある技術センターが技術開発部門にあたります。技術センターは研究開発グループと技術管理グループ に分かれていますが、日々の業務は協力しながら行っています。

logo パーカー熱処理工業 川崎事業所

研究開発グループ
  • 現状の改善と改良
  • 新製品開発
試験分析グループ
  • 試験分析解析
  • 知財管理

川崎事業所にある研究用装置

分析装置・実験装置 分析装置・実験装置

  • 分析装置・実験装置01 分析装置・実験装置01

    FE-SEM

  • 分析装置・実験装置02 分析装置・実験装置02

    X線回折装置

  • 分析装置・実験装置03 分析装置・実験装置03

    マイクロスコープ

  • 分析装置・実験装置04 分析装置・実験装置04

    レーザー顕微鏡

  • 分析装置・実験装置05 分析装置・実験装置05

    ビッカース硬さ試験機

  • そのほかに
    • ロックウェル硬さ試験機
    • 摩擦摩耗試験機
    • 触針式粗さ測定機
    • 回転曲げ疲労試験機
    • 蛍光X線分析装置
    • 原子吸光分析装置
    • 切断機、自動研磨装置
    など

実験炉・成膜装置 実験炉・成膜装置

実験炉・成膜装置01 実験炉・成膜装置01

写真掲載の装置以外にも、他にも大型塩浴炉×2基、小型塩浴炉5基などがあります。
鋼材の分析は事業所内で可能です。熱処理炉もひととおり取り揃えていますので、充実した研究開発環境に なっています。

研究テーマを持つ

各自の研究テーマを決める

  • step01

    社内の中期計画によりテーマを選出

  • step02

    部門長が担当者を決める

  • step03

    担当者は上司と相談しながら計画を立て進行する

社員にやってみたい課題や研究テーマがある場合、部門長の承認を得たうえで新規研究テーマとして立ち上げる場合もあります。

研究テーマの進め方

既存製品を応用した研究開発の場合

研究テーマ イソナイトLSを金型に適用し、製品化できるか?
イソナイトLS(塩浴軟窒化法)とは? イソナイトLS(塩浴軟窒化法)とは? イソナイトLS
(塩浴軟窒化法)とは?

自動車の部品に使われている処理。
処理例:クランクシャフト、フライホール、カムシャフト、ピニオンシャフト

研究開発手順
  • ニーズの調査
  • 耐摩擦摩耗性や溶損耐性などの、必要な特性を満たしているか試験
  • 実際に処理品をお客様に使用していただく
良い結果 採用!
悪い結果 なぜ悪いのかを解析し、
改善をして再トライ

新人3年目までの研究開発の流れ

  • 1年目

    先輩の研究テーマについて調査や実験を実施します。
    研究開発の目的を理解し、資料の作成手法や実験装置の扱いや解析手法など学びます。

  • 2年目

    指導役の先輩にサポートしてもらい、研究テーマを担当します。1年目で学んだことを活かしながら研究計画や実験計画立案法、そして結果のまとめ方、進捗報告の仕方を学びます。

  • 3年目

    主担当(一人で遂行)テーマを与えられ、計画立案から実験・解析、報告研究報告書作成など責任ある業務を遂行します。

実際に行われた研究テーマ

2016年4月1日〜2017年3月31日には以下のテーマで研究が行われました。研究活動により、他社との差別化を図っています。特許の申請も積極的に行っています。

  1. 高精度雰囲気制御ガス窒化技術開発
  2. 制御ガス窒化の応用開発
  3. 高機能DLC成膜技術の開発
  4. 次世代真空浸炭/窒化技術の開発
  5. 廃液処理方法の確立
  6. ガス浸炭基盤技術の取得
  7. SRV試験機による表面改質層の特性評価法の確立
  8. イソナイトLSの金型への適用開発
  9. イソナイトLSの更なる品質改善と生産性向上
  10. イソナイトLS処理における窒化組織制御方法の開発
  1. 窒化(浸窒)焼入技術の開発
  2. 防止剤の更なる競争力強化
  3. ソルトリサイクル技術の拡大(A)
  4. ソルトリサイクル技術の拡大(B)
  5. プラズマを利用した新浸炭の研究

特許出願状況 特許出願状況

成果報告会

技術研究所での1年間の研究成果をお客様・関係会社の方々に発表する「成果報告会」があります。皆、自分の研究を胸を張って報告します。

成果報告会01