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    2025年4月22日配信メルマガ4月号最新トピックス

    2025.05.27

    今月は浸炭窒化処理について御紹介致します。

    1)新低圧浸炭窒化処理(LPCN)炉について

    電動車(EV)への移行に伴い、ギア部品等は高強度で低歪化が求められており、環境にやさしいし真空浸炭窒化技術が注目されております。
    現在フランスECM社製の技術を取り入れICBP FLEXの2セルタイプと
    して、窒化専用新型セルの検討に入りました。
    ECM社製LPCN法(浸炭温度930~980℃/窒化温度800~850℃)
    真空浸炭窒化機能炉はCo2排出量が無く、省エネに優れています。

    2)ダイレクト浸炭窒化炉の御紹介

    真空浸炭窒化に関しては、ガス浸炭法+真空技術の全く新しい浸炭法である真空浸炭処理(ダイレクト浸炭)+常圧ガス窒化処理を、同一の加熱炉内で行う複合処理としても御提案します(国産炉)
    火の無い熱処理は安全且つ省資源・脱炭素・省人化が可能となる
                                    <自転車部品外観>
    薄物や低歪処理として知られる液体浸炭処理の代替法案、低温ガス浸炭窒化処理

    3)欧州におけるECM製炉使用例の御紹介

    ●銅の溶着炉 ・・・ 溶着処理後機械加工

    ●CRV減圧セル(アニーリング実績炉)

    CRV減圧セル

    ●インジェクションモールドの焼入システム

     ペットボトル成形プリフォーム金型用途(射出成形システム)