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    2024年12月11日配信メルマガ履歴(ICBP低圧浸炭炉新ラインアップ)

    2025.02.19

    ~熱処理炉トピックス~
    「確かな技術力」でお客様のニーズを形にし
    「ものづくり魂」でお客様の信頼に応えますJIMTOF2024では大変お世話になり
    ありがとうございました。
    パーカー熱処理工業 広報担当の原田と申します。
    工場内の省エネ化やCO2削減に注目が集まっている昨今、熱処理設備についても多くのエネルギーを消費することから省エネ性、低CO2排出の要求が高まってきております。
    今回改めてご紹介したいのは、浸炭焼入炉についてと、最新トピックスです。
    弊社では「ICBP」というブランドで低圧浸炭炉を販売しております。
    低圧浸炭処理設備 – パーカー熱処理工業 (pnk.co.jp) http://pnk.co.jp/plant/plant1/
    ICBPとはフランスにあるECMT社と技術提携を結び日本で製造販売をしているシステムで、モジュール式の【FLEX(フレックス)】、小バッチ式の【NANO(ナノ)】、バッチ式の【ECO(エコ)】などお客様ニーズに合わせて各ラインナップを揃えております。
    全世界で各シリーズ累計で1700セル以上(浸炭室換算)の納入実績が御座います。
    カテゴリーとしては真空浸炭炉となりますが、弊社では”低圧”浸炭炉と呼んでおります。真空浸炭は浸炭温度において真空下で浸炭ガス(アセチレン等)を炉内に噴射して鋼材表面と反応させて炭素を浸透させるプロセスとなります。従来のガス浸炭炉では浸炭雰囲気を炉内
    で調整した上で処理する必要があり、事前の雰囲気調整やアイドリング中の変成ガス発生、排ガスの助燃、雰囲気発生炉の加熱など処理以外で発生するエネルギーロスがありました。
    【最新トピックス】
    この度バッチ式【ECO(エコ)】のラインナップに日本仕様向けサイズECO1277THを用意致しました。

    有効寸法1230L×700W×750H、グロス800Kg
    ●既存ガス浸炭ラインへの統合
    ICBP ECO1277THは、周辺装置や搬送装置を変更することなく、既存ガス浸炭ラインへの統合が可能です。
    ECO炉は、1つの過熱セルと1つの統合急冷セルで構成されるダブルチャンバーシステムです。これは熱処理用操作用の密閉型急冷炉またはIQ炉を置き換えることを目的としたコンパクトな設備となっています。
    ●ICBP ECO1277 エネルギー比
    項目バッチ式              ガス浸炭炉       低圧浸炭炉ECO1277
    年間生産量(トン/年)     294                     329
    ECD:1.2mm程度
    CO2排出の削減効果が期待できます。尚、炉からのCO2排出も一切ありません。 https://img.bme.jp/img/9/6483/29.png

    I CBP 受託加工- パーカー熱処理工業東/松山工場

    http://pnk.co.jp/surface/surface2/icbp/

    将来的に浸炭炉の置き換え、新規導入を御検討のお客様はお問い合わせ頂けると幸いです。全世界で多くの実績を誇るICBPシリーズの様々な事例と共にご提案をさせて頂きます。
    【お問い合わせ先】
    パーカー熱処理工業株式会社
    設備営業部
    担当:安藤 基記
    Tel:044-276-1584
    Mail: pnk_setsubi@pnk.jp