NIHON PARKERIZING GROUP

2disk試験機

SURFACE

高荷重/ローリング/スリップ・ローリング 評価用リグテスター 2disk受託試験

Optimol Instruments Prüftechnik社[以下:OIP社]製リグテスター2disk試験機は、高荷重の潤滑剤評価のみならず、潤滑環境下の転動接触における基材/硬質薄膜等の評価において欧州で実証済みの試験機です。ローラーベアリング/ギヤ/カムフロア/ホイールレールシステムのリグ試験が可能です。

スライディング及びスリップ・ローリング挙動を用いた高荷重のローリングストレスの影響を受けるトライボシステムの機械的な挙動を検証できます。

試験原理

2diskリグテスターの試験原理

マスター・ドライブ/ スレーブドライブに設置した個々のディスクの接触面は相互に接触します。荷重/温度/回転数/滑り率は動的に変化させる事が可能です。これら変数に加え、摩擦力と線形総摩耗率を継続して測定可能です。マスター/スレーブの両ドライブは同期回転(調整可能なスリップレートを伴うマスターvsスレーブ運転)もしくは非同期回転(個々のドライブの独立した回転数制御)で運転可能。オプションでバイスを追加する事で、高分解能でのポジション&摩擦力計測/電気接触抵抗値/アコースティックエミッションの測定も可能になります。フロアユニットの堅牢な構造により低振動を実現しております。

■試験タイプ
・滑りを伴う連続回転[調整可]
・回転方向を定期的に逆転可能
・静止vs回転[コンポーネント試験用]
■接触部位形状
・φ45mm or φ60mmのテストディスク[標準形状]
・クラウン形状のディスクも使用可能
・ご要望に応じて大型ディスクにも対応可能[特別設計]
・コンポーネント試験セットアップの実装も可能[要相談]

仕様

・駆動軸: 2 x 11 kW
・スリップ・ローリング比: 0~100%まで調整可能な
・最大5000Nの段取り替え可能な荷重カセット
・回転速度:-3000 ⇔ +3000 rpm
・最大10 m/s の円周速度
・最大5 GPa の表面圧力
・オイルバス制御可能温度: RT – 130°C

OIP社製2disk試験機

弊社受託試験で利用可能なオプション

・アコースティックエミッション測定
・電気接触抵抗値測定
・試験ディスク温度測定(片側のみ)
・駆動軸冷却(冷水循環式)
・オイルポンプ
・グリース供給デバイス[空圧式]
・2disk 高分解能測定[HRA]

自由度の高い試験構成

コンタクト形状を変えることで多様なリグ試験が可能です。
右記のコンタクトは一例です。

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